2025年10月5日、Riot Gamesは『VALORANT』の新エージェント「ヴィトー(Veto)」を正式発表しました。
世界大会「Champions Paris 2025」のステージ上でお披露目されたこの新キャラは、センチネルロールに属する防衛特化型エージェント。
敵のアビリティを無効化・破壊するという強力なスキルを備えており、メタに大きな変化をもたらすことが期待されています。
この記事では、現時点で判明している情報をもとに、Vetoの能力・背景・役割・今後の環境変化までをわかりやすくまとめます。
発表概要

- 名前:ヴィトー(Veto)
- ロール:センチネル
- 出身:セネガル(西アフリカ)
- 実装予定:Episode 9 Act 5(2025年10月中)
- エージェント番号:29体目
- 発表イベント:VALORANT Champions 2025(パリ)決勝前に初公開
今回の発表は、世界王者決定戦の直前に行われ、会場とSNSが大きな盛り上がりを見せました。
ティザー映像では、敵の装置を分解するような演出や、赤と黒を基調とした近未来的なデザインが印象的です。
Vetoのアビリティ解説
現在公式発表およびリークで確認されている情報をもとに、Vetoのスキル構成をまとめました。
アビリティ名 | 機能・効果 |
---|---|
クロスカット(Crosscut) | 地面に設置する渦を“視認”することで瞬時にテレポートできる。購入フェーズ中は回収も可能。 |
インタセプター(Interceptor) | 設置・飛翔する敵のアビリティを破壊または跳ね返す防御装置。敵も破壊可能。 |
チョークホールド(Chokehold) | 地面設置型のトラップ。踏んだ敵を拘束し、聴覚を奪い、衰弱効果を付与。設置前に破壊されるリスクあり。 |
エヴォリューション(Evolution/Ult) | 自身を即時回復し、デバフを無効化。さらにバトルスティムを得て一時的に強化状態になる。 |
※一部の名称・効果は開発中の内容を含み、実装時に変更される可能性があります。
背景ストーリーと開発意図
Vetoはセネガル出身の技術者という設定で、テクノロジーと戦術の融合を象徴するエージェント。
Riot Gamesはこのキャラを「防御的でありながら攻撃的な存在」として設計したと述べています。
過去のリークではコードネーム「Morph」「Jimmie」として開発が進められていたことが判明しており、長期間にわたるテストを経ての実装となります。
また、Masters Toronto 2025のステージ上にはVetoを示唆するシンボルや座標が隠されており、ファンの間ではすでに話題となっていました。
メタ(環境)への影響予想
1. 設置物メタへのカウンター
キルジョイやサイファーなど、設置型アビリティを多用する構成に対して、Vetoは直接的な対抗策となる可能性があります。
2. 守備ラインの強化
センチネルでありながら瞬間移動や無効化スキルを持つため、従来よりも柔軟な防衛が可能になります。
3. チーム構成の再編成
インタセプターやエヴォリューションの登場により、サポート系アビリティの価値や使用タイミングが変化。
ブリーチやスカイといったフラッシュ系エージェントとの相性も注目されます。
ファン・コミュニティの反応
発表直後、SNSでは「メタが壊れる」「キルジョイ終了」など賛否両論が飛び交いました。
特にアルティメットの“デバフ無効化”効果は強力すぎるとの声もありますが、同時に「VALORANTらしい駆け引きが増えそう」と期待する声も多く見られます。
今後のスケジュールと展望
Riot Gamesは近日中にVetoのトレーラー映像を公開予定。
実装はパッチ9.05(2025年10月中旬頃)と見られており、公開後は早速プロシーンでも試験採用が始まるでしょう。
今後は以下のアップデートが予想されています。
- Veto専用バンドルスキンの実装
- チュートリアルイベント「Veto Trials」開催
- センチネルのバランス再調整パッチ
まとめ
新エージェント「ヴィトー(Veto)」は、敵のアビリティを無効化・破壊できる次世代型センチネル。
これまでの防衛スタイルに革命を起こすポテンシャルを秘めており、今後のVALORANTメタを大きく変える存在になりそうです。
実装後の性能や調整次第では、キルジョイ・サイファー・チェンバーといった既存センチネルの立ち位置にも影響を与える可能性があります。
プレイヤーとしては、Vetoの登場をきっかけに新しい戦術構築を試す絶好の機会といえるでしょう。