「新品は高いけど安心」「中古は安いけど壊れそう」──ゲーミングPCを買うとき、多くの人が抱える悩みです。
でも、本当にそのイメージ通りなのでしょうか?
結局、自分にはどちらが得なのか? 本記事では 2025年秋の最新市場価格データ をもとに、中古と新品を徹底比較。
価格差だけでなく、メリット・デメリット、そしてケース別のおすすめを整理し、あなたにとって最適な選び方を解説します。
2025年秋のゲーミングPC市場価格比較表

GPU別 新品 vs 中古 相場一覧
GPUモデル | 新品PC価格帯 | 中古PC価格帯 | 差額の目安 | メモ |
---|---|---|---|---|
RTX 3060 | 約11.8〜12.0万円 | 約6.0〜6.3万円 | 約▲5〜6万円 | エントリー最有力 |
RTX 3060 Ti | —(新品データ少なめ) | 約10.9万円(i5-12600K構成例) | 数万円〜10万円以上 | 構成により幅あり |
RTX 4070 | 約17〜25万円 | 約7〜9万円 | 約▲10万円以上 | ミドル定番 |
RTX 4090 | 約28〜35万円 | 約18〜20万円 | 約▲10〜15万円 | 中古流通は少なめ |
RTX 5060 Ti | 約16.9万円(セール) | データ少(流通未確認) | 推定▲5万円以上 | 発売直後で変動 |
💡 価格帯の幅の理由
- 新品は「CPU(i5かi7か)」「メモリ容量(16GBか32GBか)」「ストレージ容量」で数万円変わります。
- 中古は世代(第8世代か第12世代か)、使用時間、付属パーツ次第で価格に大きな差があります。
中古ゲーミングPCのメリット・デメリット

メリット
- 新品の半額以下で購入できる
- すぐに入手できる(在庫が安定している場合が多い)
デメリット
- 保証が短い(1〜3か月が多い)
- 内部パーツの寿命が読めない(特に電源・ストレージ)
- 外観やファンの状態にバラつきあり
💡 注意点:購入前に「ショップ保証の有無」「内部クリーニング」「ストレージや電源の状態」を必ず確認しましょう。
新品ゲーミングPCのメリット・デメリット

メリット
- 保証が長い(1〜3年)
- 最新世代のGPUやCPUを選べる
- 初期不良や寿命の不安が少ない
デメリット
- 価格が高い(RTX 5080などは30万円超え)
- 値落ちが早い(特に新世代登場直後)
💡 ポイント:最新世代(RTX 50シリーズ)は価格がこなれるまで待つのも賢い選択。
中古ゲーミングPCの探し方|良質な中古品を見つけるコツ

中古ゲーミングPCは価格が魅力的ですが、選び方を間違えると「買ってすぐ壊れた」「思ったより性能が低かった」と後悔することもあります。ここでは、良質な中古品を見つけるための具体的な探し方を解説します。
購入場所ごとの特徴と注意点
- 中古専門店(ドスパラ、パソコン工房など)
- 特徴:動作確認済み・初期不良保証あり。状態ランク表示や保証期間が明確。
- 注意点:価格はやや高めだが、その分安心感がある。
- フリマサイト(メルカリ、ヤフオクなど)
- 特徴:相場より安く入手できることがある。掘り出し物が見つかる可能性あり。
- 注意点:動作保証が基本的にない。個人売買なので「到着後すぐ故障」のリスクが高い。
- リース落ち・法人中古PCショップ
- 特徴:企業で使われていたPCをまとめて整備して販売。状態が均一で価格も安い。
- 注意点:ゲーミング用途だとGPUが非搭載のものも多い。必ずグラボ有無を確認。
チェックすべきポイント
- 動作確認済みの表記があるか
- レビューや評価が一定以上あるか(フリマなら出品者評価、ショップなら口コミ)
- 写真が豊富か(内部のホコリ、端子の状態、キズの有無を確認できるか)
- 保証の有無と期間(最低でも1か月、できれば3か月以上)
👉 中古を選ぶ際は「価格だけ」でなく、こうしたチェックポイントを必ず確認しましょう。
差額でできること

差額5〜15万円あれば…
- ゲーミングモニター(240Hz対応)
- ゲーミングチェア・昇降デスク
- マウス・キーボード・オーディオ環境
つまり「中古で節約 → 周辺機器を強化」も現実的な選択肢です。
どちらを選ぶべき?ケース別おすすめ

- 学生やライトゲーマー → 中古で十分。ただし数年後に最新ゲームを遊ぶなら新品推奨。
- 配信や動画編集を考えている人 → 新品(VRAM容量と保証が安心)
- 初心者で設定に自信がない人 → 新品(トラブル時のサポートが受けやすい)
- 予算は抑えたいが安心感も欲しい人 → 中古ベースでSSDや電源だけ新品に交換
- とにかく最高のパフォーマンスが欲しい人 → 新品ハイエンド一択
よくある質問(Q&A)
中古PCを買ってすぐ壊れたらどうすればいい?
ショップ購入なら保証期間内にすぐ連絡を。フリマや個人取引の場合は補償が効かないことが多いため、最初から「保証ありのショップ」を選ぶのが安全です。
新品と中古、どちらがカスタマイズしやすい?
基本的にどちらもBTOや自作PCと同様にパーツ交換可能です。ただし中古は電源やケースが古い規格の場合があり、パーツの互換性に注意が必要です。
ゲーミングPCは自作とBTO、どちらがいい?
自作はコスパを追求でき、パーツ選びも自由ですが、知識が必要です。BTOは初期保証やサポートが手厚く、初心者には安心。
👉 「手間やトラブルに自信がある人は自作」「初めての1台はBTO」がおすすめです。
まとめ
中古と新品の価格差は 5〜15万円以上 と非常に大きいです。
「安さ」を取るか「安心感」を取るかは、あなたがPCをどう使うか次第。
👉 最後に考えてほしいのは、「あなたがPCで何をしたいのか?」。
価格・保証・性能を比較し、目的に合った1台を選ぶことが、後悔しないための最も大切なポイントです。
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